沖縄県出身のプロダクトデザイナーである大城健作氏をお迎えしての 講演会に参加してまいりました。

ＪＩＡ沖縄支部の活動として、イタリアを中心に世界各地で活躍されている、
沖縄県出身のプロダクトデザイナーである大城健作氏をお迎えしての
講演会に参加してまいりました。

コーディネータに、元エルデコの編集長である濱口重乃氏を交えてのクロストークがくりひろげられました。
短い準備期間の中100名以上の方にご来場頂き、特に多くの学生さんに参加頂いたことは大きな成果でした。
INTUITION、直観というテーマで、これまでのプロダクトデザインの作品を生み出す過程の
生々しい創作の過程を垣間見せていただきました。
直観というタイトルでしたが、単なるひらめきだけではなく、素材への探究心、
依頼されたブランドのヒストリーと哲学までを読み込み、そこに直観が加わることで、
はじめて成立しうる、という真髄の話が聞けました。

懇親会においても気さくな人柄で盛り上がり、ＪＩＡ沖縄支部の顧問になっていただく事にもなりました。

いずれは、沖縄に帰りたいという大城氏。
コラボレーションさせていただく機会も実現するやもしれませんし、
沖縄の県産品を画期的なデザインで、世界で勝負できるプロダクツに進化させうる人物ではないかと思います。
講演に慣れていなかったらしく、誰か一人を見て話すといいよ、という濱口さんのアドバイスにしたがい、
奇しくも、一番前に陣取っていた私に向かって、話していただきました。
まるで、３人で話しているかのような錯覚に陥るという幸運な体験となりました。

古後信二