被爆ピアノコンサートin西原

1945年8月6日に広島に原子爆弾が投下され、爆風により割れたガラスで傷だらけになった
「被爆ピアノ」が大切に修復され、現在も保管されている。
 戦争が終結してから74年余の月日が流れ、戦争を体験された方、そして戦争の悲惨さ、
平和の尊さを語り継ぐ方々がどんどん少なくなってきている。
 先の大戦の悲劇を二度と繰り返すことがないよう、被爆ピアノの音色や、被爆ピアノに触れることで、
「平和への想い」を改めて認識し、平和を考える機会とするコンサートが開催された。

 ピアノを管理している矢川さんは祖父母と両親が広島で被爆した被爆2世。
古いピアノを直して福祉施設に寄贈するボランティアをしていた縁で、広島被爆ピアノに出会い、
修復して2001年からコンサートを始めた。以降、自ら運転するトラックにピアノを載せ、
47都道府県で通算2千回に及ぶ講演会を開き、原爆の悲惨さを訴えている。

 コンサートは、ピアノ独奏、琉球舞踊、朗読、合唱等があり厳かな雰囲気で行われた。
終了後は、多くの子ども達がピアノを弾いたり、触れたりしながら、親子でそれぞれの平和に対する想いを実感された事でしょう。

投稿者 池間 守

関連記事一覧

最新投稿