沖縄のひし形金網
こんにちは、今週ブログ担当の村上です。
突然ですが、私はひし形金網に強い思い入れがあります。
ひし形金網で育ったからです。(実家でひし形金網を生産している。)
ということで、ひし形金網について語っていきます。
1.ひし形金網って何?
ひし形金網は、学校などでよく見るオーソドックスな金網です。
針金から作られていて、実家では工業用のひし形金網製造機で織っています。
特徴 ・安価。
・織っているので曲面が容易に表現できる。
・ 〃 伸縮性に富んでいる。
・つなげられるため長さはエンドレス。
・メッキや樹脂被膜など針金の加工によるバリエーションが豊富。
・仕上げ種類や環境によりサビやすい。
最近は低コストで工業的なデザインの建物に部分的に用いられたりします。
上記写真「新建築2020年10月号」より TOKYO MIDORI LABO.
2.沖縄のひし形金網
県外のひし形金網と沖縄のひし形金網は端部の加工に違いがあります。
内地ではナックルという容易な加工法が主流なのですが、沖縄では台風に耐えられるようにツイストという手間のかかる加工法が主流となっています。
他にも、県内の建築資材には台風や日差しに耐えられるように独自の発展をしているものが散見されます。
私自身、ひし形金網を建築に活用していきたいと考えているので、沖縄でひし形金網を使った建物を考えている方がいればARGまでご連絡ください。