首里城女官居室木材活用事業の進捗について
今週ブログ担当の山下直彦です。
昨年2月からこの事業の実行委員会を立ち上げ早くも1年半経ちました。
火災を免れた首里城公園内の女官居室という建物の木材を活用する事業で、
昨年県内外より活用方法のアイデア募集を募りワークショップを開催し方向性を決めてきました。
ここでの売上金は首里城再建の寄付とすることを掲げています。
首里城正殿の1/10スケールの構造模型の製作と木工品の製作、販売事業を主に進めてきて
ようやく先月木工品や三線の先行販売分が出来上がりました。
そして、木工商品はつい先週金曜日より首里城公園内で先行販売開始となりました。
長いことあれやこれや苦労重ねてきてホッと胸を撫で下ろした感があります。
模型は、現在沖縄県立博物館の沖縄復帰50年展にて全体の約1/4サイズではありますが展示中です。
これらの製作には、県内中の木工職人や三線職人、沖縄職業能力開発大学校生、琉球大学生、
インターナショナルデザインアカデミー生の協力を得て進めてきております。
木工品は、名刺入れやペンダント、かわいいキーホルダーや時計などでデザインも創意工夫を重ねております。
最終ターゲットとしては、いよいよ来月に迫った世界のウチナーンチュ大会を見据えてやってきました。
このイベントには、世界各国のウチナーンチュの方々や県内外からたくさんの方が訪れます。
ここで我々がやってきた首里城再建を願う想いをつなぎ、想いをカタチにしてきた成果を多くの方々の目に触れていただき、再建への一助となることを祈りたいと思います。
そして、本事業を引き継いだ公益社団法人沖縄県建築士会の存在や建築士の社会的地位や役割も、
多くの方に理解してもらい市民の皆様に身近な存在になるであろうことを期待したいと思います。
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