夜空に輝く巨岩「ワカリジー」

僕の実家がある浦添市前田に「ワカリジー」(為朝岩)という琉球石灰岩の巨岩拝所がありますが、去年末 ライトアップされました。
前田自治会、OB会等が主催となり、コロナで奮闘する医療従事者への感謝や地域の発展・繁栄の願いを込めて実施。ライトアップされたワカリジーが草木の葉で幻想的な緑色に輝いています。

スマホではピントがずれてうまく撮れませんでしたが、同じ自治会の班の方が撮影した写真を頂きました。


浦添市のHPに「ワカリジー」の説明文がありましたので転写します。

「ワカリジーとは?」
ワカリジーは浦添城址の東端に屹立する岩で、頂上の標高は約148メートルと市内で最も高い場所となっています。
1713年に成立した地誌『琉球国由来記』には浦添市内の御嶽について記述があり、その中の「小城獄」はワカリジーに当たると考えられています。「為朝岩」とも呼ばれますが、これは近代になって付けられた呼称だと言われています。
ワカリジーは、英祖王と女神職のウシキンベーとの間に生まれたイソノジー(伊祖の子)を祀った場所とされ、主に前田集落から信仰され、首里や那覇からも参拝者が訪れたといます。
沖縄戦中は米軍から「ニードルロック(針のような岩)」と呼ばれ、日米両軍の間で争奪戦が繰り広げられました。

これを機会にワカリジーのことを沢山の方に知ってもらえたらいいなと願います。

投稿者 大城 朝博

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