あめくの家

那覇市の新都心に建つこの建物は、コミュニケーションを大切にする施主夫婦と子供二人が暮らす住まいです。 正面ファサードは、豊かな表情を出すために照明デザインを工夫しています。夕暮れになると室内の光が「窓」からこぼれ、その「窓」部分が浮かび上がり印象的です。昼と夜では違った雰囲気となっています。 内部に入ると、エントランスからリビングを介し反対側の庭まで視線が貫けており、実際より室内が広く感じられます。 一階にパブリックスペースと水廻り、二階にプライベートルームを配置しています。吹抜けを持つＬＤＫは、勾配屋根をダイナミックに生かし、一階ＬＤＫから二階の子供室まで勾配天井が連続し高さに変化を与えています。子供室上部に高窓を設置し効率的に風の流れをつくりだしています。 吹抜けにより室内のどこにいても子供たちの気配を感じ、施主の満足感と家族の暮らしやすさを追求しました。