たなばるの家
平成30年度日時連建築賞優秀賞受賞
用 途:個人住宅
敷地面積:279.64㎡(84.73坪)
延床面積:343.8㎡(104.18坪)
階 数:地下1階 地上2階
構 造:壁式鉄筋コンクリート造
担 当:平良 仁
竣 工:2017年8月
当該建物は、高低差のある敷地に建つ二世帯住宅。前面道路から敷地奥までの高低差が約7m奥に高くなっており、その地形を生かした提案をすることが課題でした。 周辺地域特有の傾斜地の連なる立地条件において、道路レベルに駐車場、一層上り親世帯住宅さらに一層上り子世帯住宅を配置、敷地の高低差を活かし造成を極力なくし、周辺地域の土地形状に馴染む計画とし、景観を維持するよう配慮した。 建物形成は三層吹き抜けのコンクリートボックスの中に住宅空間を設け、周辺からの視線を考慮し傾斜地にコンクリートボックスを埋め込み、洞窟住居のような形成を創造した。構造は屋根、壁を厚い鉄筋コンクリート構造で構成した壁式鉄筋コンクリート造とした。鉄筋コンクリート造住宅は耐久性が高く耐火構造となり、火事や地震に強くロングライフをコンセプトにし、次世代につなげる財産となる。又、気密性が高く、屋上仕上げに遮熱コートを施工し、断熱性を高く保つことで快適な居住環境を創った。